本庄市中央にある「本庄市歴史民俗資料館」が閉館するみたいです。
【地図はコチラ】
【閉館のお知らせ】
▲本庄早稲田の杜ミュージアムが5月にオープンすることに伴い、2020年2月29日(土)をもって閉館するそうです👀
ってことで、
ここからは『さいつう』スタッフがいろいろやってみるシリーズ【○○してみた!】
今回は、
もうすぐ閉館する本庄市中央の「本庄市歴史民俗資料館」に行ってみた!
(※少し長いので時間がある時にゆっくりどうぞ!)
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「本庄市歴史民俗資料館」は、1883年(明治16年)に旧本庄警察署として建てられた建物(県指定文化財)を保存活用した歴史民俗資料館です。
【附属施設・敷地内紹介】
▲田村本陣(たむらほんじん)の門
田村本陣は「本庄宿の北本陣」と呼ばれていたそうで、1642年(寛永19年)より記録が残されており、江戸幕府第14代征夷大将軍「徳川家茂(とくがわいえもち)」に嫁いだ皇女「和宮親子内親王(明治天皇の父・孝明天皇の異母妹)」が1861年(文久元年)にこの本陣に一泊されたとのこと。
▲人民控所(じんみんひかえじょ)
明治時代後期に本庄警察署本館西側に建てられた警察署の待合室です👀
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▲中には、明治時代と現代の本庄の様子を写した写真などが展示されています。
【入口】
▲入口には資料館のパンフレットや埼北エリア周辺の情報が書かれた資料などが設置されていました👀
パンフレットはコチラで見ることができます😀
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▲「本庄市歴史民俗資料館」のスタンプが複数ありました👀
1階はこんな感じ↓
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▲縄文時代から中世時代のものが中心に展示されています👀
▲「はにぽん」のモデルになった本庄市指定文化財「笑う盾持人物埴輪」
▲この「ガラス小玉鋳型(いがた)」は日本で唯一完全な形で出土した貴重なものとのこと✨
また、写真左の破片も破片点数が日本最多だったそうです。
▲寺山廃寺の風鐸(ふうたく※仏堂や仏塔の軒の四隅などにつるす青銅製の鐘形の鈴)
2階はこんな感じ↓
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▲近世・近代、戦中・戦後の資料などが展示されています👀
▲本庄宿は中山道最大の宿場町として大変栄えていたそうです👀
中山道で人口と建物が一番多かったとのこと✨
つまり高崎や大宮よりも賑わっていたということですね💡
▲田村本陣休泊帳
1642年(寛永19年)から1863年(文久3年)までの221年間・28冊の宿泊帳が残されているそうです。
▲軍服や手榴弾の欠片など戦時中のものが展示されています👀
終戦前夜1945年8月15日未明に行われた熊谷空襲と同時に本庄町空襲も行われた事がわかります👀
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いかがでしたか?
中の様子全てを紹介できてはいませんが、なんとなく本庄の歴史が見えましたでしょうか。
本庄は中山道一の宿場町として栄え、明治になると宿場町から「日本有数の繭市場の町」として発展。
戦後は織物の流れで縫製業などが地場産業として盛んになり、一時期は人口に対して日本で最も飲食店数が多い時期もあったそうです💡
▲1912年(明治45年)本庄繭市場の様子👀
本庄ってこんなに歴史があって、栄えていた時代が確かにあったんだ〜ということを実感するのと同時に、戦後以降の資料が少ないことがちょっと気になりました👀
たまたま訪問していた県南の方々と少しお話をする機会がありまして、
その方は「本庄にこんな貴重なものがあるなんて知りませんでした。蔵もたくさんあって交通の便は良いし素敵な町だったんですね」とおっしゃっていました。
資料館の展示品は5月15日(金)に開館する「本庄早稲田の杜ミュージアム」に移動するそうです。
今の形の資料館を見ることができるのも残り僅かなので、興味もたれた方は訪問してみてはいかがでしょうか😀
入館は無料です!
◆店名/本庄市歴史民俗資料館
◆住所/埼玉県本庄市中央1-2-3
◆電話番号/0495-22-3243
◆開館時間/9:00〜16:30
◆休館日/月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月3日)
◆入館料/無料
◆駐車場/あり
◆関連リンク/本庄市
※記事内の情報は2020年2月3日時点のものです。